家庭教師のトライでは、家庭教師とは別に、各家庭ごとに付く教育プランナーという存在が用意されています。この教育プランナーというのは、簡単にいえばカウンセラーのような存在ですね。現在は当たり前のようにフィナンシャルプランナーという言葉が使われていますし、また世間一般にも浸透していってしますが、少し前まではフィナンシャルプランナーという言葉を知らない人がほとんどだった…という状況でした。フィナンシャルプランナーというのは、自分や家族の夢・目標を実現するための計画設計をサポートしてくれる専門家で、夢や目標に対して総合的な資金計画を立て、経済的な面を中心に実現に向けて準備をするというか、実現へ導いてくれる存在なんですね。それを踏まえると、つまり教育プランナーというのは、生徒である子供の進学目標等を実現するために、または生徒一人一人に対して最適な教育指導を提案してくれる存在なのです。昔とは違い、今は中学受験もそう珍しいことではなく、実際に中学受験率は増加しています。あちこちに塾が乱立している他、様々な情報も溢れかえっていますよね。そんな状況の中、お子さんはもちろんのこと、その親だって、何が良くて何が悪いのが、何が正しく手何が間違っているのか…をしっかりと把握できなくなり、選択を迷ってしまっている家庭が多くなっています。そんな状況を解決すべく、教育プランナーが、ただ子供に勉強を教えるだけではなくて、多くの知識と情報を兼ね備えたプロによる視点から、それぞれ子供や家庭に最適な教育を提供してくれるのです。つまり、子供に直接学習指導を行うのは家庭教師ですが、それとは別に各家庭へ訪問してお子さんや両親と話し合い、問題を見つけて、更に解決するためのプランを提案してくれるわけですね。
例えば、最近は、入塾する子供の年齢が年々低くなってきていますが、これについても、子供の成長に合わせた適切な判断を要します。勉強や知識というのは、子供自身は興味がないのに無理矢理に詰め込んでしまうと、頭の中でも心の中でも消化不良を起こしてしまう事になり兼ねないのです。幼いうちから、無理矢理に知識を詰め込んだ学習指導を行うよりは、遊びを通じて様々なことに興味を持ったり、興味の前提となる経験を増やしていくことの方がずっと大切なことなんですよね。とはいえ、親の「しっかりと勉強をしてほしい」という気持ちも判らなくもありません。教育プランナーは、両親の希望などを踏まえた上で、子供にとって必要なものだけを取捨選択する手助けを行ってくれるのです。もちろん、中学受験・高校受験・大学受験・・・と、受験直前期の子供のメンタル面でのサポートや管理などについても、教育プランナーは行い、合格までを一貫してサポートしてくれます。子供の志望校合格までの過程はもちろんのこと、合格後にも続いていく将来まで見据え、子供・家庭の両方と関わりながら、情報や知識を基にして様々な提案を行ってくれるのです。また、学習に関することだけでなく、親子関係の悩みや、思春期の子供への接し方、子供自身の学校の悩み・・・なども、教育プランナーに相談することができます。
子供にしても親にしても、教育に関する情報が氾濫していて、混乱したりわけが判らなくなってしまっている方は多いかと思います。加えて、勉強のことだけを考えていれば良い…というわけでもなく、それ以外でも子供の親同士の関係、もちろん子供同士の関係の様々な揉め事やトラブル、ストレスなどもプラスされてきますから、精神的にかなり追い詰められてしまう親子というのも決して少なくありません。そんな時に、適切なアドバイスをしてくれたり、正しい方向へ導いてくれる教育プランナーがいるということは非常に心強いことだと思うのですが、それだけでなくて、家族や友達・知り合いなどにも言えないようなことを話し、そしてそれを聞いてくれる存在がいるという事実も、とても安心できる要素だと思うんですよね。人間関係でいえば、生徒と家庭教師、親と家庭教師もそれに該当します。直接、家庭教師には言いづらい不満や心配事なども、教育プランナーに相談することができ、正に家庭と家庭教師の間に入って、大きなトラブルが起こるのを未然に防いでくれたり、改善の糸口を見出してくれたりもするのです。