
今、流行りの健康法・美容法・ダイエット法といえば「グリーンスムージー」と「酵素ダイエット」が挙げられるでしょう。
どちらも酵素を摂取する事によって代謝アップや消化のサポート、腸内環境を整えるなどの作用があるために、便秘解消などの健康効果やダイエット効果・美容効果が期待できる健康法ですが、「二つの健康法の違いがよく分からない」という方も多いかもしれません。
二つの健康法の違いは製造工程において「微生物の働きによって発酵・熟成を行っている」という点になります。
グリーンスムージーは生の果物や緑の葉野菜に水を加えて、ミキサー・ジューサーなどで混ぜ合わせたドリンクとなりますが、酵素ダイエットに使うドリンクは原料となっている果物・野菜・野草・海藻などの植物から抽出したエキスを発酵・熟成させて作られている発酵食品のドリンクなので、二つの健康法にはこの点が違います。
ただどちらもドリンクタイプで酵素が手軽に摂取できるメリットがあります。
野菜の1日あたりの推奨されている摂取量は350gと言われていますが、生のまま摂取しようとすると、それなりに量を食べないといけませんし、毎日継続して食べるというのは難しい部分もあるので、ドリンクタイプでたっぷりの栄養が摂取できて、尚且つ食事代わりの栄養補給として置き換えダイエットや断食に利用できるグリースムージーなどの健康法が人気なのです。
また二つの健康法は色々なポイントで違いがあるので、それらを踏まえた上でどちらにチャレンジするのかを決定するのも良いでしょう。
まず原材料についての比較ですが、野菜や果物を発酵させて作った酵素ドリンクは原材料の野菜や果物が100種類以上使われている事が多いので、様々な栄養が1杯のドリンクで摂取できますが、グリーンスムージーは生の野菜や果物をミキサーなどで混ぜて作るので、多くても数種類となり摂取できる栄養素の種類には差があります。
摂取するための手間に関しての比較ですが、グリーンスムージーも水とシェイカーで手軽に混ぜてドリンクができる粉末タイプのもあるので、どちらとも手間がかからずにすぐに飲む事ができて忙しい人にも便利です。
ただスムージーは粉末状になっているものでない場合、ミキサーにかける野菜や果物を切る必要があるので手間がかかるところがありますし、酵素ドリンクが開封済みでなければ1年程度保存が利くものが多いのに対して、スムージーは生の野菜や果物をミキサーなどにかけて作る場合、保存期間が冷蔵保存で数日間程度なので保存が利くドリンクではありません。
しかしスムージーは新鮮な野菜や果物を生で食べられますし、満腹感も得やすいので食事代わりに飲むのであれば、間食を防ぐのに効果的なドリンクと言えるでしょう。
またグリーンスムージーを自分で作る場合、食品添加物について気にしなくて良いですし、発酵ドリンクが味にクセがあるドリンクもあるのに対して、スムージーはミキサーにかける野菜や果物の種類を変える事で、味や摂取できる栄養バランスのなどを自由に調整できるメリットがあります。
さらに値段についてですが、酵素ダイエットに使う酵素ドリンクは5000~6000円が相場と言われているのに対して、グリースムージーが30日分で2000~3000円程度が相場と言われているので、スムージーの方がコストパフォーマンスが良いと言える部分があるかもしれません。
ただ発酵させた酵素ドリンクは手ごろな価格もありますから、置き換えダイエットなどに使う目的でなければ値段はかなり抑える事ができます。
このように二つの健康ドリンクを比較すると利点と難点がありますが、どちらもダイエット期間中の栄養がたっぷり補給できて、ダイエット効果だけはなく健康・美容効果が期待できる素晴らしいアイテムだという事は間違いありません。